今回、ご紹介いたしますジュエリーは
ダリル ビゲイ&レベッカ(ナバホ族)氏の作品です。
画像のジュエリーは、ESW別注のスペシャルデザインです。
ダリルの、作品の特徴はトゥファーキャストと呼ばれる技法です。
トゥファーにデザインを描き、重ね合わせそこにシルバーを流し込みます。
そこに火をあてます。トゥファーから取り出すと型が出てきます。
トゥファーの独特なザラザラな質感が印象的です。
デザインは、ナバホ族の伝統的なシンボルが多く使われていますが
コンテンポラリー(現代的)な作品にもダリルは精力的に取り組んでいます。
昨年は、インディアンマーケットのショーにて見事、賞も受賞しました。
ダリルとは、同じ業界で、友人でもある
日本の東京 上野にてインディアンジュエリーのお店を営なんでいる
BRAVESの薄井氏からのご紹介にて知り合ったインディアンジュエリー
アーティストです。
当時、僕はホピ族のインディアンとは交流があり、ナバホ族のインディアンで
トラディショナル(伝統を重んじる)でスピリチュアリティなインディアン
に出逢いたくて、探し求め放浪な旅をかさねていたところ、BRAVESの薄井氏より
『とても逢わせたいトラディショナルで、魂のこもったジュエリーを作るインディアン
がいるから、ぜひ、てつさんにご紹介します。』
とのことで数年前に出逢いました。
*注意 伝統を重んじて暮らしているインディアンは現実的に
実際には本当に少ない。アメリカの白人文化がインディアンの生活に入り込み
文化と伝統は現在ますます薄れていく一方なのです。消えゆくインディアン文化なのです。
わかりやすくいうと、日本人が現代社会において着物を着ていたり
ちょんまげに刀を持って暮らしていないでしょう。
インディアンも現代社会においては、頭に羽飾りもつけてはいないし、
弓矢を持って暮らしてはいません。
そして交流が始まり、ビジネス以外のスピリチュアルなナバホ族の儀式や
セレモニーにも参加できるようになった。
そこで出会った、ナバホ族のメディスンマン ボビー(ダリルの叔父)
から 伝統的な事を口頭伝承をうけたり、儀式を通して
インディアンのスピリットを肌で感じ、貴重な経験ができたり知恵を
授かり、教えをうけたりしました。
そこから生まれた、ESW別注のデザインのジュエリーには
NAVAJO SPIRITがこもっています。
*下段から3枚目の写真は、ボビーがセイジ(ハーブの一種)を焚き、その煙にて
イーグルフェザー(インディアンにとって神聖なる羽)で一振りし、
出来上がったジュエリーを清める儀式をしてるいる写真です。
*注意(この写真は、ボビー&ダリルに許可をとり掲載しております。
実際には、儀式、セレモニー最中の写真は禁じられていますので僕自身も
スピリチュアルな場においては、写真撮影はしておりません。)
工房にてジュエリーを清めてる
時ばかりは、空気感が変わり神聖な雰囲気に場が変わった
感じがしました。
*ボビーが左手に持っている袋が、本物のメディスンバックです。
以前、NATIVE SPIRITの正木さんが言っていました。
『メディスンバック』と日本のこの業界の人達は名ずけ、呼ぶけれど
『メディスンバック』は、インディアンのメディスンマンが持つ
薬草や植物が入った袋こそが『メディスンバック』だから、、、、と、、、
だから僕の作った『メディスンバック』は、『メディスンバック』ではなく
『メディスンバックスタイルだから、、、、、。』
さすが、正木さんです、本物のNATIVE SPIRITを受け継ぐ人と
僕は感じました。
ボビーもダリルも、作りあげた作品 すべてにこのようにスピリットを
込めています☆
ちなみに、一番下の写真は、ジュエリーアーティストになっている
つもりの僕です。
Darryl Begay(Navajo)
出来あがったジュエリーを清めるために
イーグルフェザーで一振りする、メディスンマンのボビー
*下記サイトは、東京 上野にある友人の薄井氏のお店、BRAVES TRADING
のホームページです。ぜひ、ご覧になってみてください。
http://www.bravestrading.com/
東京 福生市にある
ノースカフェ&クラフトさんからスマイルペンダントトップが入荷いたしました。
アメリカのオールドコインをベースに使用したスマイルの形にしたトップ。
大きさにより、使用するコインを変えています。
どことなく、アメリカの70年代の匂いが感じます。
LOVE&PEACE☆
左から、10セント、25セント、1ドル
組み合わせて、つけるとまた雰囲気が変わりかわいいです。
* NORTH CAFE&CRAFTへは、下記サイトより
http://www.north-fussa.com/
スティーブン ジェイ ビゲイ氏のペンダントが入荷いたしました。
ペンダントが2点。
ナンバー8、ネバダブルー、 のターコイズが入荷しました。
程よいサイズで、デザインもビゲイ氏らしいスタイルが特徴あります。
形も、あきのこないオーバルとティアドロップですので洋服にこだわらず
つけることができます。
ターコイズがとても綺麗で、全体のバランスも良い作品に仕上がっています。
*STEVEN J BEGAY(NAVAJO)
ナバホ族のトップアーティスト。インディアンマーケット等でも数々の賞を
受賞している。
オーバーレイというホピ族がもちいる技法で制作をしています。
ホピ族が作るジュエリーはカットした断面は鋭角ですが、
彼の作品は角が取れて丸みを帯びているのが特徴的です。
大柄な外見とは程とおく、彼の作るジュエリーはとても繊細で正確な
シルバーワークです。
パット ベドニー氏(ナバホ)の作品が入荷いたしました。
前回のリング、ペンダントに引き続き、ブレスレットのご紹介です。
サウスウエスト地方の、インディアンの方々の地域情報をご紹介
している雑誌『NATIVE PEOPLES』にパット氏の作品が
掲載されています。写真を見ていただくと、なんと!
ESW別注のブレスレットが載っています。
パット氏、自身もお気に入りの作品を雑誌にご紹介してくれました。
デザインを考えた作品が、海を越え、現地でも評価されていることは
僕自身にとってもいい励みになり、自信につながります。
ありがとうございました。
シルバーの地金が厚いとても重量感のあるブレスレットです。
繊細な、カッティングとスタンプワークはとても綺麗です。
シンプルに、1点のみで手首につけると素敵ですね☆
*下記サイトより、他 リング、ペンダントをご覧いただけます。
http://www.earth-spirit.com/pickup/jewelry/jewelry_by_pat_bedonie_navajoe_1.php
パット ベドニー氏に、ESWオリジナルデザインの
ペンダント、リングを制作していただいた作品が入荷いたしました。
ペンダントは、センターにアポロコンチョとスターの2デザイン。
シンプルなデザインですが、円全体に放射状にひろがるカッテング
はとても綺麗に仕上がっています。
リングも2デザイン。
放射状の土台の上にのせた、シンプルなスター。
スターは、シルバーと14Kの2種類。
シンプルな中にも、存在感ある仕上がりです。
幅太いリングは、地金の厚みもあり程よい重量感で
魅力溢れる、作品です。
センターのコンチョは、シルバーと14Kの2種類。
*PAT BEDONIE(NAVAJO)
インディアンジュエリーアーティスト。
繊細なカッテイングとスタンプの技術は女性らしい
やわらかさの中に力強い雰囲気があります。
パット氏のデザインの特徴である、放射状に広がるデザインは
太陽光のイメージ。インディアンの伝統を受け継いだ、太陽
の自然モチーフを感じる、作品が多い。
兄 ロン ベドニー氏も、トップアーティストとしても有名である。